ピッコロファームメンバーの市川です。
今年は全国的な傾向のようですが、茨城県でも若草萌える季節ながら夏日が観測されるほどの温暖な4月となっています。
自家菜園での野菜も4月に入り生育が活発になって来ましたので、今月はビニールトンネル外しなどの栽培畝手入れ、新たな野菜の播種・植え付け、栽培中野菜の生育状況確認及び収穫、更に、新たに果樹の植え付けも行いました。
また、花壇コーナーでは春の花が咲き揃ってきましたので合わせてブログに投稿させて頂きます。
報告の概要を下記に列記します(詳細は各リンク先をご覧下さい)。
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2018年4月度
Ⅰ.家庭菜園全体の状況
Ⅱ.野菜の播種・植え付け・生育・収穫などの状況
- 葉菜類(「アオジソ」、「パジリコ」、「ハクサイ」、・・・等々 )
- 茎菜類(「タマネギ」、「ニンニク」、「エシャレット」)
- 根菜類(「ニンジン」、「ジャガイモ」、「ラディッシュ」)
- 果菜類(「キュウリ」、「ピーマン」、「ナス」、・・・等々 )
- マメ類(「インゲン」、「ソラマメ」、「ウスイエンドウ」)
- 花菜類(「ショクヨウギク」、「ミョーガ」、・・・等々 )
- 果実的野菜(「イチゴ(とちおとめ)」)
Ⅲ.果樹の植え付け・生育状況
Ⅳ.花壇コーナーの開花状況紹介
2018年4月度
Ⅰ.家庭菜園全体の状況
家庭菜園全体とご近所菜園の状況 |
- 今月はビニールトンネル外しなどの栽培畝手入れ、新たな野菜の播種・植え付け、栽培中野菜の生育状況確認及び収穫、更に、新たに果樹の植え付けも行いました。
- ご近所菜園でも「ジャガイモ」の発芽、「長ネギ」苗の植え込み、冬越し「タマネギ」・「ソラマメ」・「エンドウマメ」などの生育で畑の賑わいが増して来ています。
Ⅱ.野菜の播種・植え付け・生育・収穫などの状況
葉菜類(「アオジソ」、「パジリコ」、「ハクサイ」、・・・等々 ) |
~「アオジソ(大葉)」苗の植え付け~
【アオジソ(大葉)】
ビタミンAを多く含む緑黄色野菜で、殺菌効果や食欲増進効果があると言われています。
~「パジリコ」苗の植え付け~
【パジリコ】
イタリア語で「バジリコ」と云いますが、英語では「バジル」と云うそうで、イタリア料理には欠かせないハーブとなっています。
~「ハクサイ(春ひなた・春理想)」の生育状況
- 「ハクサイ(春ひなた・春理想)」は3月上旬に春栽培用の市販の苗(ジョイフル本田守谷店)を購入し、黒マルチ掛けの畝に50㎝間隔の一条植えとしています。
- 降霜や乾燥した寒風から苗を守るために、畝全体をビニールトンネル(通気孔を開けたもの)で覆っていましたが、平均気温が上がって来ましたので、4月中旬から防虫ネット掛けでのトンネル栽培に変更しています。
- 4月下旬に入り結球が充実してきましたので、5月上旬には収穫を予定しています。
【ハクサイ(春ひなた・春理想)】
「春ひなた」は春どりの極早生黄芯系品種でボリュームのある砲弾系で葉質がやわらか、「春理想」は春蒔き専用の黄芯系品種でネコブ病に強く、生理障害の発生が少ない「春ハクサイ」との事です。/押手園芸
~「キャベツ(金系201号)」の生育状況~
- 「キャベツ(金系201号)」は3月上旬に春栽培用の市販の苗(ジョイフル本田守谷店)を購入し、銀マルチ掛けの畝に40㎝間隔の一条植えとしています。
- 「キャベツ」は害虫に食害され易いので、畝は防虫ネット掛けとしています。
- 「キャベツ(金系201号)」は4月下旬に入り結球が充実してきましたので、5月中旬での収穫を予定しています。
【キャベツ(金系201号)】
「キャベツ(金系201号)」は秋まきで栽培される「春キャベツ」の代表品種で、尻腐れ病が少なく、しまりのよい偏円球(1.3~1.5kg)となり、やわらかくておいしい「キャベツ」との事です。
~「ニラ(大葉にら)」の生育状況~
- 「ニラ(大葉にら)」は昨年の収穫後に冬は地上部が枯れ込んでいましたので、根を切らないように掘り上げて、株分けして植え替えていたものが4月に入り盛んに生育し収穫可能となっています。
- 「ニラ(大葉にら)」の株間には「シュンギク」の播種(3月上旬)を行っていましたが、これも順調に発芽・生育し、収穫適期となっています。
【ニラ(大葉にら)】
葉幅の広い濃緑葉で、休眠が浅いので刈り込み回数が多く、一度植えると数年は収穫でき、ネギの仲間で特有の香りをもち、ビタミンAが豊富な健康野菜だそうです。
また、一般の「ニラ(細葉)」に比べてニラ特有の香りは薄めですが、葉肉が厚く筋が無くて柔らかいのが特長となっています。
~「ステムレタス(茎レタス)」の生育状況~
- 「ステムレタス(茎レタス)」はお隣の家庭菜園仲間(奥様が中国の方で、中国野菜の栽培に精通されています)から種を戴き、昨年の12月上旬に用意した畝に直播しました。
- 「ステムレタス(茎レタス)」は防寒・防風対策としてビニールシートで畝全体をトンネル状に覆っていましたが、4月中旬にビニールシートは外して栽培し、4月末の段階で株丈30㎝程度までに生育してきました。
【ステムレタス(茎レタス)】
太った茎を食べるので「茎チシャ」とも呼ばれ、茎は太さ3~5cm、長さ30cm前後になり、茎の皮をむいて利用され、上部の若い葉はみずみずしくサラダにも適するとの事です。
また、保存食として縦に細切りにして乾燥させたものは「山くらげ」と云われているとの事です。/サカタノタネ
~「パセリ」の生育状況~
- 「パセリ」は生育した本葉を根本から使う分だけ摘み取る形で収穫し、野菜サラダや肉料理の付け合わせなどに利用しています。
【パセリ】
さわやかな香りが特徴のハーブ野菜で 栄養価が高く、生活習慣病の予防や胃腸の調子を整えてくれて、食中毒予防効果もあると云われています。
~「シュンギク(株張り中葉)」の生育状況・収穫~
- 「シュンギク(株張り中葉)」は市販の種(サカタのタネ)を3月上旬に黒マルチングした畝のマルチ穴(条間15㎝株間15㎝の三条植え)に点薪し、発芽後にマルチ穴毎に一株に間引いて栽培していたものが順調に生育し収穫適期となっています。
【シュンギク(株張り中葉)】
株張り型の中大葉シュンギクで、マイルドな香りと柔らかい葉が特長との事です。/サカタのタネ
~「コマツナ(あまうま)」の生育状況・収穫~
- 「コマツナ(あまうま)」は市販の種(サカタのタネ)を3月上旬に黒マルチングした畝のマルチ穴(条間15㎝株間15㎝の三条植え)に点薪し、発芽後にマルチ穴毎に一株に間引いて栽培していたものが順調に生育し収穫適期となっています。
- 写真左は4月上旬の栽培畝(間引き後)の状況です、この時点では背丈が15㎝程度でしたが、4月中旬には40㎝程度までに生育し収穫(写真右)を行いました。
【コマツナ(あまうま)】
小型の丸葉で、ツヤのある濃緑色、葉軸が太く、味が良いのが特長との事です。/サカタのタネ
~「ノラボウナ(闍婆菜)」の生育状況・収穫~
- 「ノラボウナ(闍婆菜)」は市販の種(トーホク)を昨年の11月上旬にポット播種を行い、発芽して本葉が出揃った苗を11月下旬に用意した畝へ定植を行いました。
- 「ノラボウナ(闍婆菜)」は植え付け時期が晩かった(標準より1ヶ月半遅れ)こともあり、冬越しでの生育が遅れていましたが4月下旬で何とか収穫可能な状態までになって来ました。
【ノラボウナ(闍婆菜)】
耐寒性の強いアブラナ科の野菜。
早春に伸びる「とう」を食べる野菜で、生育旺盛、作りやすく、くせのない「とう」でたいへん美味しいとの事です。/トーホク
~「リーフレタス」、「シスコレタス」、「チマ・サンチュ」の生育状況・収穫~
- 「チマ・サンチュ(青かきチシャ)」は既に収穫を完了し、「リーフレタス」、「シスコレタス」も5月上旬には収穫可能な状態までに生育しています
【リーフレタス】
サニーレタスに代表される結球しないレタスのこで、葉肉が薄くやわらかで、栄養価も高く、ビタミンC、ビタミンEやカロテン、ミネラル分も豊富との事です。
【シスコレタス】
結球する「レタス」で玉は鮮緑色の豊円球、葉は濃緑で大きく、肉厚で歯切れが良く、サラダ用としてよく利用されるそうです。
【チマ・サンチュ(青かきチシャ)】
「リーフレタス」の仲間で、暑さや寒さに強く、虫もつきにくくて育てやすい野菜だそうです。
「レタス」同様に生サラダで食べるほかにも焼肉を巻いて食べると、ほろ苦さとシャキッとした歯ごたえが楽しめるとなっています。
茎菜類(「タマネギ」、「ニンニク」、「エシャレット」) |
~「タマネギ(黄、赤)」の生育状況~
- 「タマネギ」は昨年の11月上旬に準備した畝(5ヶ所)に、市販苗の植え付け(300株)を行いました(「赤タマネギ(甲高)」:50株、「赤タマネギ(猩々赤)」:50株、「ネオアース」:100株、「黄タマネギ(OP黄)」:100株)。
- 「タマネギ」は苗の根元周りに籾殻をかける越冬対策を行いましたが、霜柱や土竜の土掘りで苗が浮き上がり、生育不良や枯れてしまう被害が一部に出ました。
- 浮き上がった苗は根元周り土をマルチングの上から押さえつけることで大部分は被害を免れ、4月に入り全体的に再び生育が活発になって来ました。
【赤タマネギ(甲高)】
生食用の赤玉葱で、表皮は濃赤紫色で、辛味や臭みは少なく、草勢旺盛で、病気に強く作りやすく、玉は甲高球で、1球平均320g程度の大玉によく揃うそうです。
また、貯蔵性は高く、10月まで貯蔵可能だそうです。
【赤タマネギ(猩々赤)】
生食用の赤タマネギで、外皮は美しい赤紫色、玉は厚みのある扁円で1球平均320g程度の大玉によく揃うそうです。
赤玉としては貯蔵性が高く8月末まで貯蔵可能、生育旺盛で作りやすく抽苔(花茎が伸びる事)や分球も少ないとなっています。
【ネオアース】
豊円球のタマネギで、外皮は濃い茶色で艶があり、特に形がよく美しい品種との事です。
また、貯蔵性が抜群で、3月頃まで貯蔵することが可能だそうです。
【黄タマネギ(OP黄)】
耐病性が強く、強勢で作りやすい家庭菜園の向けの中生種で、1球平均320g程度の大玉によく揃うそうです。
また、貯蔵力にすぐれ、12月末まで貯蔵が可能だそうです。
~「ニンニク(ホワイト6片、おおきなニンニク)」の生育状況~
- 「ニンニク」は昨年の収穫後に風通しの良い日陰で乾燥保存していた自前の種球「ホワイト6片」と市販の種球「大きなニンニク」(柳川採種研究会)を9月下旬に植え付けました。
- 「ニンニク」は冬越しで葉先の一部が枯れて元気がありませんでしたが、4月に入り再び生育が活発になって来ました。
【ホワイト6片】
「ニンニク」の代表種で実が純白で一粒一粒が大きく、貯蔵性があるとのことです。
【大きなニンニク】
大人の「にぎりこぶし」位にもなる「大きなニンニク」。
臭味や辛さがマイルドなので、食べやすく、スタミナ野菜として価値が大きいとの事です。/柳川採種研究会。
~「エシャレット(島らっきょう)」の生育状況~
- 「エシャレット」は連作を嫌うとのことなので、昨年、新たな場所に畝立てしマルチ掛けした場所に市販の種球(柳川採種研究会)を植え付けています。
- 「エシャレット」は順調に生育し収穫時期になっています。
【エシャレット(島らっきょう)】
「エシャレット」とは「ラッキョウ」を若取りしたもので実は「ラッキョウ」そのもので、病害虫に強く手間もかからないので家庭菜園初心者向けの根野菜となっています。
「ラッキョウ」として収穫する場合は6月頃に掘り起します。
根菜類(「ニンジン」、「ジャガイモ」、「ラディッシュ」) |
~「ニンジン(五寸人参)」の播種・発芽状況~
- 「ニンジン(五寸人参)」は市販の種(アタリヤ農園)を条間30㎝で筋蒔きしていたものが順調に発芽してきましたので約5㎝間隔で間引きを行いました。
- 更に、本葉が出揃った時点で10㎝間隔程度での栽培となるように間引きを行う予定です。
【ニンジン(五寸人参)】
春夏蒔き兼用種で、抽苔(とうだち)が遅いのが特徴、根は円筒形で、肌色・芯色ともに鮮やかな濃橙紅色で、根の直径が5-7cmになるとの事です。/アタリヤ農園
~「ジャガイモ」種芋の植え付け・発芽・生育状況~
- 種ジャガイモは土造りをしていた畝に一般的栽培(種ジャガイモを芽数が均等になるように縦半分に切り分け、切り口にジャガイモシリカを付け、切り口を下にして7cm程度に植え付け、生育状況に応じて株元への土寄せと追肥を行う方法)で行いました。
- 種ジャガイモは市販の種芋5種類(「メークイン」、「キタアカリ」、「サヤアカネ」、「インカノメザメ」、「サッシー」/発芽の早かった順番)を植え付けました。
- 種ジャガイモを植え付けて約3週間での発芽状況です。草丈に多少のむらはありますが順調に発芽・生育しています。
- 草丈が20㎝程度に成長した時点で、芽かき(生育の良い芽を一株2~3本程度残して他の芽をかき取る)を行う予定です。
【メークイン】
イギリスで栽培されていたものが、大正初期に米国から輸入された品種だそうです。
品種名は、中世の春の村祭り(メーデー)の際、村の娘の中から選ばれる女王(クイン)にちなんだものとの事です。
「男爵」と並び日本の代表的な品種として広く普及しており、生鮮向け品種としては「男爵」に並ぶ2大品種として人気があるそうです。
果肉は「男爵」よりは粘質で煮崩れしにくいタイプで、グラタンやおでんネタにも使いやすいそうです。
ただ、表皮に日光が当たると緑化し易い特質があるそうで、栽培上で注意(株元への土寄せを確実に行う)が必要との事です。
【キタアカリ】
北海道農業試験場において「男爵薯」に「ツニカ」を交配して育成された品種で、最近ではホクホク系ジャガイモの一番人気の存在となっているそうです。
果肉は「男爵薯」よりも黄色く、肉質は粉質で、加熱調理するとホクホクした食感が味わえるとなっています。
【サヤアカネ】
病気に強く、目が浅く調理に好適なジャガイモで、ホクホク感に優れ、コロッケやジャーマンポテトに向いているとの事です。/サカタのタネ
【インカのめざめ】
アンデスの高級ジャガイモ「ソラナムフレファ」種を日本向けに改良したものだそうです。
糖度が6~8度と高く、栗かさつまいものような風味と、鮮やかな黄色が特徴となっています。
【サッシー】
フランス生まれで果肉の黄色が特徴的となっています。
ホクホクとしていてデンプン価が高く、油との相性が良く、フライドポテトやポテットチップによく利用されるそうです。/ジョイフル山新
~「ラディッシュ(二十日ダイコン)」の生育状況・収穫~
- 今回は「コメット(赤丸タイプ)」を播種しました。播種してから既に3週間ほど経っているので収穫適期となっています。
【ラディッシュ(二十日ダイコン)】
「ラディッシュ」はアブラナ科の野菜ですが収穫までが短期間(20日前後)のため「二十日ダイコン」とも呼ばれています。
果菜類(「キュウリ」、「ピーマン」、「ナス」、・・・等々 ) |
~「キュウリ」苗の植え付け~
- 「キュウリ」苗は「うどんこつよし」/カネコ育苗、「コクうま」/サントリー本気野菜、「強健豊作」/サントリー本気野菜の3種類を植え付けました。
~「ピーマン(京波/接木苗)」苗の植え付け
【ピーマン(京波/接木苗)】
中型ピーマン(約30g)でカロテンやビタミンA・Cをたっぷり含み、健康促進に効果ありの野菜となっています。
接木苗を用いると夏超えも容易で、長期にわたって収穫が楽しめるとの事です。
~「ナス(千両2号/接木苗)」苗の植え付け~
【ナス(千両2号/接木苗)】
「ナス」の中で最も代表的とも言える長卵形の品種で、どんな料理にも合わせられる万能ナスとなっています。
接木苗を用いると病気の回避に優れ、長期にわたって収穫が楽しめるとの事です。
~「中玉トマト(レッドオーレ/接木苗、フルティカ)」苗の植え付け~
【中玉トマト(レッドオーレ/接木苗)】
中玉トマトの中でも特に酸味が少なくフルーティーなトマトで果物のように食べられるとなっています。
接木苗を用いることで病害虫に強く、草勢が良くなるので安定した収穫が望めるとの事です。
【中玉トマト(フルティカ)】
見栄えがよく、甘くておいしい、高い収量性、裂果が少ない、葉かび病・斑点病に耐病性を持つなどの優れた特性を持つ中玉トマト(果重は約50g)となっています。
マメ類(「インゲン」、「ソラマメ」、「ウスイエンドウ」) |
~「インゲン(サツキミドリ/蔓なし)」の播種・発芽状況~
- 「インゲン(サツキミドリ/蔓なし)」は市販の播種豆を黒マルチングした畝に株間30㎝の三条(条間10㎝で千鳥植え)でマルチ穴ごとに2豆植え付けました。
播種豆は順調に発芽し、本葉も出始めました。
- 豆などの発芽時の若芽は鳥に食害される事があるとのことなので、これの回避対策として栽培畝には防鳥糸(光る銀ラメが織り込まれた物)を張っています。これのお陰か?、今の所、鳥害を受けずに順調に成育しています。
【インゲン(サツキミドリ/蔓なし)】
草丈が45cm程度のつるなし種の「どじょうインゲン」で、莢は長さ14cm程度、濃緑色でスジのない丸莢種、肉厚でやわらかく、食味がよく風味豊かとの事です。
~「ソラマメ(河内一寸)」の生育状況
- 「ソラマメ(河内一寸)」は3月上旬に市販の苗(冬越しのもの)をシルバーフィルムでマルチングした高さ10cm幅60cmの畝に二条ちどり植え(株間を40cm)で植え付けています。
- 「ソラマメ(河内一寸)」の栽培畝はシルバーフィルム(アブラムシはきらきらと反射する光を嫌うのと、雑草防除対策として)でマルチングを行い、防鳥・防虫対策として畝全体を防虫ネットで覆っていましたが、株が50㎝程度までに生育し開花も始まりましたので、防虫ネットは取り外しています。
- 一部、茎先端の若葉部分にアブラムシの発生がみられましたので、化学殺虫・殺菌剤不使用の「カダンセーフ(濃縮タイプ)」を希釈(500倍に薄めて使用)したものを散布しました。
- 「カダンセーフ」散布の数日後、アブラムシが死滅して増殖も抑えられている事が確認できましたが、「カダンセーフ」は農薬と異なり継続的な防除効果は期待できませんので、アブラムシ発生状況に応じて適宜使用する事が必要と思われます。
【ソラマメ(河内一寸)】
一寸そら豆の代表種。3cm位の大粒で軟らかで甘く美味しさ抜群の品種で、耐寒性が強く作りやすく3粒さやが多い家庭菜園向きのそら豆との事です。
【カダンセーフ(濃縮タイプ)】
食品成分由来の膜が病害虫を包んで退治、害虫は呼吸ができずに窒息死し、病原菌も栄養を得られず死滅するとのするとのうたい文句になっています。
1本で500mlのペットボトル約100本分も使えるので、スプレータイプに比べてお買い得となっています。/フマキラー
~「ウスイエンドウ(実えんどう)」の生育状況~
- 「ウスイエンドウ(実えんどう)」は3月上旬に市販の苗(冬越しのもの)を連作とならない場所に株間20㎝(条間30㎝で千鳥二条植え)で植え付け、合掌式支柱のネット棚とこれに蔓を誘引する補助支柱を設置しました。
既に、主枝は60㎝ほどに伸長し開花(大柄な白花)が始まりました。
【ウスイエンドウ(実えんどう)】
特徴としては、実が大きく上品で繊細な甘みがあり、ほくほくとした食感が特徴とのことです。
関西地方では古くから春を告げる旬の味わい「豆ご飯」として親しまれているそうです。
花菜類(「ショクヨウギク」、「ミョーガ」、・・・等々 ) |
~「ショクヨウギク(延命楽/もってのほか)」の株分け・移植~
【ショクヨウギク(延命楽/もってのほか)】
一般的な菊は平たい花びらですが、食用に使う「大輪種」の食用菊は食用になるように苦みを抑え、花びらの部分が大きくなるように品種改良されたものだそうです。
食用菊にはキュッとした独特の食感がありますが、これは花びらが筒状に丸まっている事がポイントとなっています。
食用菊の食べ方としては酢の物や天ぷら、お吸い物などがお勧めとの事です。
~「秋ミョウガ」の生育状況~
- 「秋ミョウガ」の奥(写真の上側)に「ソテツ」に似た翼状の葉を広げているのは「クサソテツ(コゴミ)」で、4上旬に出てきた新芽を山菜として収穫しました。
【秋ミョウガ】
収穫時期で9月-10月に採れるものが「秋ミョウガ」と云われています。
「秋ミョウガ」は粒も大きく、色や香りも「夏ミョウガ」よりも良いとの事です。
「ミョウガ」は日本特有の香辛野菜で、「ミョウガを食べると物忘れを起こす!」との言い伝えがありますが、医学的な根拠はなく単なる迷信の様です(上方落語の「茗荷宿」という話で伝えられている)。
~「茎ブロッコリー(スティックセニョール、すずなり)」の生育状況・収穫~
- 「茎ブロッコリー(スティックセニョール、すずなり)」は市販の苗を購入し、準備した畝に株間40㎝の一条で植え付け、防虫ネット掛けで栽培しています。
「茎ブロッコリー(すずなり)」は既に側花蕾が収穫可能なところまで生育しています。
【茎ブロッコリー(スティックセニョール、すずなり)】
「茎ブロッコリー」の一種で、花蕾直下を摘芯するとその後に脇から次々と伸びる側花蕾を長期間収穫できます。
果実的野菜(「イチゴ(とちおとめ)」) |
- 「イチゴ(とちおとめ)」は冬場には葉が多少枯れ込んでいましたが、3月に入り新たな若葉が出て生育が始まり、4月に入り盛んに新芽が出始め、花が開花し着果も始まりました。
- 「イチゴ(とちおとめ)」は家庭菜園で良く栽培されている「宝交早生」などに比べると花数は少ないですが大きな果実が実ります。
【イチゴ(とちおとめ)】
果実が大きく鮮やかな赤色で、糖度が高めでほどよい酸味を持ち、果汁が豊富で果実がしっかりしていて日持ちがよいのが特徴となっています。
Ⅲ.果樹の栽培・生育状況
「ブルーベリー(ノーザンハイブシュ系)」苗木の植え付け |
- 「ブルーベリー」は市販の苗木(接木苗)を購入し、「ブルーベリー」用に配合した専用土(ピートモスと鹿沼及び専用の有機肥料を混ぜ和えあせた酸性で通水性の良い土)に入れ替えた場所に植え付けました。
- 「ブルーベリー」は極大粒で中・晩生の「チャンドラー/ノーザンハイブシュ系」をメインとして植え付け、合わせて、すぐそばにこれの受粉樹として相性の良い「ジャージー」と「ダローブルー」の苗木も植え付けました。
- 「ブルーベリー」の果実は鳥(ヒヨドリ?)の食害を受けやすいので、メインで栽培する「チャンドラー」は周りを防鳥ネットで囲いました。
- 「チャンドラー」の花は流石に極大粒の「ブルーベリー」だけあり、開花した状態で子房の頭から花冠の先端まで16mm程度ありました(普通の大粒種は12mm程度)。
【ブルーベリー(ノーザンハイブシュ系)】
「ブルーベリー」には大きく分けると、”ハイブッシュ系”と”ラビットアイ系”があり、それぞれの系統に”早生、中性、晩性”があります。
“ハイブッシュ系”の中でも”ノーザンハイブシュ系”は一般的に果実が大きく、風味、味、品質が良いと云われています。
また、”ノーザンハイブシュ系”は耐寒性に優れており、関東以北の寒冷地での栽培に適するとの事です。
Ⅳ. 花壇コーナーの開花状況紹介
草花類(「スイセン」、「チューリップ」、・・・等々 ) |
~各種「スイセン」の開花状況~
~「スズランスイセン」の開花状況~
~「ツリガネスイセン」の開花状況~
- 「ツリガネスイセン」の花は釣り鐘状で、香りがあり、葉は水仙に似ていまることから和名は「釣鐘水仙」と言われているそうです。
~「チューリップ」の開花状況~
~「ガザニア(勲章菊)」の開花状況~
- 「ガザニア(勲章菊)」の和名「勲章菊(クンショウギク)」は、花の形が勲章に似ていることに由来しているそうです。
~「ジャーマンアイリス(ドイツ菖蒲)」の開花状況~
- 「ジャーマンアイリス(ドイツ菖蒲)」の開花は通常梅雨時ですが、4月下旬から咲き始めました。咲いているのは秋口にも開花する2期咲きの品種です。
~「ジシバリ(地縛り)」の開花状況~
~「コーンフラワー(矢車草)」の開花状況~
【コーンフラワー(矢車草)】
花はハーブティー(紅茶などにブレンド)としても利用されるそうです。
また、花の浸出液は洗眼薬として眼精疲労や結膜炎などにも効果があり、リウマチの症状を緩和する効果もあることが認められているそうです。
- 「コーンフラワー(矢車草)」の花の浸出液は洗眼薬として眼精疲労や結膜炎などにも効果があり、リウマチの症状を緩和する効果もあることが認められているそうです。
- 「コーンフラワー(矢車草)」の花は4月中旬から咲はじめ、5月中旬頃に満開となります。
~「シラン(紫蘭)」の開花状況~
【シラン(紫蘭)】
ランの仲間で、紫色(白色もある)の花を咲かせることから「紫蘭」とも呼ばれています。
丈夫で特に手入れはしなくとも年々増え、蘭と言うより育てやすい草花といった感じです。
~「ナデシコ(ライトピンク)」の開花状況~
~「アマドコロ(甘野老)」の開花状況~
- 「アマドコロ(甘野老)」の茎や根茎には甘みがあり、山菜として食用にされ、天ぷらにすると美味だそうです。
~「花ニラ(青花)」の開花状況~
【花ニラ(青花)】
葉に「ニラ」や「ネギ」のような匂いがあることから「花ニラ(ネギ科)」と云われ、別名「西洋甘菜(せいようあまな)」とも言われています。
葉の形は野菜の「ニラ(ユリ科 )」に似ていますが、「花ニラ(ネギ科)」は有毒で食べると下痢をするそうです。
花木類(「椿」、「木瓜」) |
~「椿」の開花状況~
~「木瓜(八重花)」の開花状況~
- 「木瓜」は中国原産で、漢字名の「木瓜(ボケ)」は果実が瓜(ウリ)に似ており、木に瓜がなった様に見えることに由来するそうです。
- 日本原産の「木瓜(ボケ)」は「草木瓜」と云われ、道路脇の斜面や野山に自生し、実や枝も小振りで、小枝には1-2㎝程のトゲがあるのが特徴となっています。
Contributed by Noburou Ichikawa. | 20180429